業種別の学歴の差・業種別の差

業種別の学歴の差
新卒の年収は、学歴によっても業種によっても左右されます。
しかし、学歴による差の大きさは業種によって違いがあります。
大卒と大学院(修士課程)卒の場合を例にとると、大卒を100とした場合の大学院卒の初任給は、金融・保険業が123.4、卸売・小売業が120.6となっています。
つまり、これらの業種では、大学院卒は大卒の2割増しの年収となるわけです。
新卒の場合は修士過程まで出ていた方がかなり有利です。
逆に、大卒と大学院卒の初任給にほとんど差がないのは、医療・福祉業で、わずか1.2%しか差がありません。
医療・福祉業界は初任給も低く、給与水準がかなり抑えられているようです。


業種別の差
新卒の年収は、業種によっても差があります。
大卒新卒の初任給で見てみると、平均が19.58万円に対し、情報通信業が20.50万円、教育、学習支援業が20.04万円、製造業が19.91万円と、これらの業種が初任給が高いという結果でした。
最近は、団塊世代の大量退職などで人材不足になった企業が、より良い人材を確保しようと初任給を引き上げているケースが多いようです。
一方、初任給が低かったのが、金融・保険業の18.51万円、医療・福祉の18.6万円、卸売・小売業の19.73万円、などでした。
ただし、金融・保険業は、初任給は低いものの、他の業種に比べ年収アップ率が高くなっています。

学歴の差・新卒の年収

学歴の差
一口に新卒の初任給といっても、どの学校を卒業したかで初任給が異なります。
2008年の場合で見ると、大学院修士課程卒業の場合で約22万円、大卒が約20万円となっています。
高等専門学校卒は約18万円、短大卒で約17万円、高卒の場合は約16万円となっています。
つまり、学歴が高ければ高いほど、初任給が高くなるわけです。
これを年収に換算すると、大卒と短大卒の差が約40万円、大卒と高卒の差は、50万円以上になります。
ちなみに、アメリカの場合は、日本よりも収入の差が大きく、新卒の年収の平均は、高卒で約275万円、大卒で536万円、大学院卒で653万円、となっています。


新卒の年収
新卒の場合、収入はどれくらい得られるものでしょうか。
平成18年度の初任給の平均は、大卒の場合で196,300円となっています。
月収平均約20万円として、12ヶ月分で年収240万となります。
ボーナスなどがある場合は、さらに増える計算です。
ただし、この数字は税金なども含めた金額です。
実際にはここから保険料や所得税などを引かれるので、手取りは月収で17万円程度となります。
一人暮らしの場合は、家賃や公共料金などにお金がかかるため、それほどお金の余裕はありません。
また、住民税などは前年の所得に対して支払うため、2年目から徴収されます。
つまり、新卒よりも2年目のほうが手取りの年収が減ってしまうことになるのです。
就職後数年間は、金銭的な余裕が少ないといえるでしょう。

新卒年収の高い企業・男女別新卒の年収

新卒年収の高い企業
新卒の初任給が一般的には20万円貰えれば良いほうだと言われている現在、高額な報酬を提示している企業もあります。
大卒で収入が1位と言われているのはワークスアプリケーションズという企業です。
月給35万円で、年収で500万円になるそうです。
ソフト開発を行っている企業ですが、収入に相応し非常に激務のようです。
第二位がサイバーエージェントで月給34万円です。
ここも1位のワークスアプリケーションズと同様に、労働環境は厳しいようです。
終電で帰ることがほとんどで、午前様は珍しくないようです。
第3位が日興コーディアル証券、サイボウズという企業で、月給30万円、年収400万円です。
新卒で高収入を目指すなら、激務を覚悟の上、外資系・ベンチャー企業、そして年俸制の企業を狙うとよいようです。

男女別新卒の年収
大学新卒の初任給は一般的には約20万円程度と言われていますが、これを男女別で見てみると、男性で19万8500円、女性で18万8800円でした。
ここに約1万円の差がありますが、思ったよりも差が少ないと思いませんか。
大学新卒というと年齢的には20代前半になりますが、20代前半男性の平均年収は267万円、20代前半女性の場合は233万円でした。
年収の差は33万円となっています。
20代後半になると、男性では377万円、女性は291万円で差が大きく広がっています。
初任給には男女間で大きな差はありませんが、ボーナス査定や昇給スピードなどで男女で差が生じてきて、年数を増すごとにその収入には大きな差が生じてきているのが現状です。

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